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先進国株をSPDR S&P500 ETF(ETF:1557)にするか業種別組入比率を確認してみた

SPDR S&P500 ETFについて

SPDR S&P500 ETFは「S&P 500指数」に連動した運用を目指すETFです。

これまで先進国株式への積立は「ニッセイ外国株式インデックスファンド」や「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」が中心でしたが「SPDR S&P500 ETF」がなかなか良さそうなのでちょっと確認して整理しておきます。

SPDR S&P500 ETFの凄いところ


運用会社のサイトで特徴を確認してみると


  • 米国初のETFとして1993年に米国上場
  • 純資産残高は約20.9兆円でETFとして米国第1位
  • 日次売買高約約3.0兆円
  • 総経費率は0.0945%(年率)


などが特徴として書かれています。

どれもスケールが大きすぎてピンときませんが運用コストが低いことだけは良く分かりました。

海外ETFだとコストがもっと低いETFもあるんでしょうけど国内ETFの中で考えるとかなり低コストです。

またカブドットコム証券の場合はフリーETFの対象のため手数料がさらにお得ですね。

とりあえず運用コストがとても低いようです。

SPDR S&P500の中身


現在積立をしている「ニッセイ外国株式インデックスファンド」や「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」はMSCIコクサイ・インデックスに連動する運用を目指しているので米国以外の国も投資対象となっています。

MSCIコクサイ・インデックスの米国比率は約60%前後のためSPDR S&P500と比べると米国への投資比率が抑えられた比率となっています。

また2015年06月末の業種別組入比率を比較すると以下の図のようにSPDR S&P500 ETFの方が金融セクターが比率が低く情報技術セクターが比率が高い比率になっています。

SPDR S&P 500 とMSCIコクサイインデックスの業種別組入比率


世界的なIT企業がアメリカに集中しているためと思いますがセクター比率が結構違うため値動きも若干違う商品なのかもしれません。

SPDR S&P500のパフォーマンス


せっかくなので「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」と「SPDR S&P500 ETF」の価格推移を確認してみました。

SPDR S&P 500 とMSCIコクサイインデックスのチャート比較


概ね同じ値動きとなっていますが2012年05月以降で比較すると「SPDR S&P500 ETF」(青線)の方が良いパフォーマンスとなっているようです。

比較する期間により変わるのでしょうけど米国の景気回復が進んでいる事を考えると当面は「SPDR S&P500 ETF」の方が良いパフォーマンスとなる可能性が高そうです。


とはいっても分散投資を考えると一カ国に集中した投資となるのもリスクがあるのでこれ一本でいくのも考えものですね。

先のことはわからないので「SPDR S&P500 ETF」も米国の調整を待ちながらタイミングがあえば積立をしてみたいと思います。

まあそこまで劇的にパフォーマンスが違うという訳でもないんでしょうけど。