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世界経済インデックスファンドは債券シフト型も良いと思うのです

お手軽に幅広く分散投資ができることで人気の世界経済インデックスファンドですが株式比率が高い「株式シフト型」と債券比率が高い「債券シフト型」があります。

株式シフト型はそこそこ人気なのですが債券シフト型は何故かあまり人気がないようですね。

個人的にときどき債券シフト型を積立てていることもあり「債券シフト型も結構いんじゃないの」という意味で少し確認しておきます。

世界経済インデックスファンド


世界経済インデックスファンドですがGDP比により地域別の構成比率が変わる人気のバランスファンドです。

株式と債券の比率が50%:50%の世界経済インデックスファンド(シフトなし)と75%:25%の株式シフト型、25%:75%の債券シフト型があります。

株式と債券比率以外の一番の違いとしては信託報酬に違いがあり、

シフトなし :0.54 %
株式シフト型:0.594%
債券シフト型:0.486%

となっています。

株式・債券比率と信託報酬が主な違いでしょうか。

また投資対象は株式と債券のみでREITは含みません。

各ファンドの純資産総額


シフトなしの世界経済インデックスファンドと各シフト型は設定日が違うのですが、株式シフト型と債券シフト型が設定された2013年11以降の純資産総額を見ると

シフトなし :11、419百万円 増
株式シフト型: 2、588百万円 増
債券シフト型:   562百万円 増

シフトなしの世界経済インデックスファンドはおいといて、債券シフト型は株式シフト型に比べあまり人気がありません。

MyIndexで確認すると期待リターン値はどれも大差ない感じなんですけどね。

期待リターン値はあまり参考にならないと言われていることもありあまり気にする必要がないんでしょうけど、それにしても人気に差があります。

そこで基準価格はどのように推移しているのか確認してみました。


各ファンドの基準価格推移状況


株式シフト型と債券シフト型が設定された2013年11月を10000とした場合の現在までの基準価格推移イメージです。

ちょうど株価が下がったためタマタマ同程度のパフォーマンスとなっていますが個人的には今年前半の部分が目につきました。


結局は変動幅は株式比率により決まってくるという事なんでしょうが今年前半のように各ファンド間の価格比が大きい時は株式が買われすぎ(または売られすぎ)と判断して慎重に見ていくのがよさそうです。

月々の積立てを考えるとそういう時は債券シフト型を活用することで価格変動リスクを低くすることができるのかもしれません。

信託報酬もチョットだけ低いですよね。


まあそれならシフトなしの世界経済インデックスファンドを積み立てればいいんですが、ちょっとした手間でなんか得した気分になる積立て方法も長期投資を続ける上で大事じゃないかなと思います。

今回整理してみて株式シフト型と債券シフト型の騰落率の差からどちらを購入するか選択するような積立て方も良いんじゃないかなと思ったけど比較する期間や率を決めるのが悩ましそうですね。

また面白いことに株式シフト型と債券シフト型の比率の差だとMyIndexの算出値とおり期待リターンに大きな差はないのかもしれまん。

「いやいやさすがに差が出るだろう」と内心思っているのですが長い目で見ればどうなるんでしょうね。

最初は株式シフト型と間違って債券シフト型を買ったとはいえ現時点では「どっちでも大差なかったなあ」という結果になっています。

ついでに株式シフト型もチェックしてみました