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新年早々「楽天日本株4.3倍ブル」の状況に驚く


新年相場ですがイマイチさえないようですね。

日経平均株価も昨年の10月頭くらいの水準になったようですが、そういやその頃設定されたんだったかなという「楽天日本株4.3倍ブル」の状況を見てみました。

ブルベア型、人気があるようですね。

「楽天日本株4.3倍ブル」の概要


特徴は4.3倍のブル型ということだと思いますが一応目論見書を見てみます。

ファンドの目的と特色を見たところ「わが国の株式市場全体の日々の値動きの概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行う」とあります。

”わが国の株式市場全体”がちょっと微妙な表現に思いますが日経平均株価のことでしょうかね?

とりあえず先物取引を活用して運用を行うようです。

コスト面では、

購入時手数料 :2.16%(*1)
信託財産留保額:なし
信託報酬   :1.2204%(税込)
信託期間   :2019/06/14

(*1)SBI証券で3000万円未満(金額指定)の場合

となっているようです。

やや高めでしょうか?いや4.3倍の変動率を得るための必要経費ということなんでしょう。

大きなリスクを取って、大きなリターンを狙うということなんでしょうけど、これはかなりリスク値が高そうです。

4.3倍の激しさに驚く


4.3倍といってもどれくらいの変動幅があるのかピンと来ないので簡単に日経平均株価と比較してみました。

4.3倍ブルが設定されたのが2015年の10月上旬のようですが、2015年10月8日の日経平均株価の終値は18,141.17なのでだいたい今日の終値と同じくらいですかね。


見たとおり値幅が激しいというのもありますが、ブル・ベア型でデメリットであげられる「減価」についても、こんな短期間で現れているのかなと思いました。

おまけで純資産総額の推移もグラフに合わせてみましたが、基準価格が上がろうが下がろうが順調に純資産総額が増えているようです。

なかなか人気があるんですね...


ブル・ベア型については少なくとも投資信託で購入することは個人的にはしませんが、需要が結構あるんでしょう。

日経平均株価についても結構下がって来ているのかなと思いつつも少し期間を長めにチャートを見てみるとそんなに下がっているわけではないですし、キッカケしだいでまだまだ調整するのかなと思っており少し慎重に考えています。

一方でSBI証券では4.3倍ブルファンドが「今週の販売額」の第2位になっているようで、結構リスクを取っていく人が多いことに驚いています。

適切なリスクというのは人それぞれとはいえ、なかなかに判断が悩ましいですね。

* 投資信託で人気のブルベア型ですがやはり減価が大きいみたいですね