SMTインデックスシリーズに新たに「米国REITインデックス・オープン」が10月22日から追加されるようです。
利上げを前にして米国REITのファンドがでるようで概要についてちょっと確認してみました。
ファンドの概要
ファンド名から察しがつくように米国の金融商品取引所等に上場しているREITを主要投資対象としたファンドのようです。
連動を目指す指数は「S&P米国REIT指数(配当込み、円換算ベース)のようで構成国は米国のみとなります。
コスト面ですが、
信託報酬 :0.594%(税込)
信託財産留保額:0.05%
解約手数料 :なし
と「SMT グローバルREITインデックス・オープン」と同じ設定のようです。
また為替ヘッジはなしでした。
SMTインデックスシリーズのリート
SMTインデックスシリーズには現在のところ、
・J-REITインデックス
・グローバルREITインデックス
・新興国REITインデックス
があるのでこれで4つめのREITインデックスファンドになります。
一番の違いはもちろん構成国になるのですが各インデックスファンドによって用途別構成比も若干違ってくるようです。
用途別構成比の違い
用途別構成比は投資対象とする不動産の用途による比率です。
不動産は用途により収益構造が違うのでちょっと違いを確認しました。
ちなみに主な用途分類としては「商業施設」、「住宅」、「オフィス」などがあり「商業施設」や「オフィス」は景気の影響を受けやすく「住宅」は景気の影響を受けにくいなど不動産用途別に特性があると言われています。
4ファンドを比べてみるとJ-REITはオフィスの比率が高く(約45%)、新興国REITは商業施設と分散投資型への比率が高いなどの特徴があります。
米国REITとグローバルREITは商業施設への比率が若干高いですが極端な偏りはないような感じです。
2つのファンドを比べると米国REITの方が少しだけ「住宅」への比率が高いようです。
なお米国REITの用途別構成比は以下のようになっています。
用途 | 比率 |
商業施設 | 25.7% |
住居用施設 | 17.4% |
ヘルスケア | 13.0% |
オフィス | 12.4% |
分散型 | 8.2% |
ホテル&リゾート | 7.3% |
倉庫 | 7.3% |
その他 | 8.6% |
まあ違いはあるものの強いこだわりがなければそんなに気にしなくてもいいんじゃないかと思いますが。
SMTシリーズで先進国REITを選ぶとすれば、より分散されている「グローバルREITインデックス」でいいんじゃないのかと思うとこもありますが選択肢が増えることは悪いことではないでしょう。
現在REITは「EXE-i グローバルREITファンド」を中心に購入していますが、もっと米国の比率を上げたいと思った時に良いインデックスファンドかもしれません、
まあSMTインデックスシリーズの4つのリートファンドについてパフォーマンスの違いを見ていくのも面白いかもしれませんね。