いまいち地味であまり見ていなかった債券のレポート類。
大事な情報はレポートに書かれているんだろうという事で債券インデックスファンドの運用レポートにどんな事が書かれているのか確認してみました。
債券に関する情報
ファンドの運用状況が簡易に記載されている運用レポート(月報)を確認した所、ポートフォリオ関連情報として
- 平均格付
- 平均修正デュレーション
- 平均最終利回り
- 平均クーポン
- 平均直利
- 銘柄数
などが記載されていました。
まあこの辺りがポイントとなるんだろうと思いますが、ちょっと分かり難いのが「最終利回り」、「直利」、「デュレーション」でしょうか。
eMAXISの運用レポートなどから見た所、「最終利回り」は債券を満期まで保有した場合の利回り、「直接利回り」は個別債券の表面利率とあります。
あくまで参考値ではありますが、想定する保有期間によりどちらを参考にすれば良いのかが変わってきそうですね。
デュレーション?
もう一つ分かりにくい「デュレーション」という用語があります。
wikipediaで確認すると、
デュレーションは、債券等への投資の平均回収期間であると言われる。残存n年の割引債のデュレーションはn年に等しく、利付債のデュレーションはn年より短くなる。 より一般には、デュレーションは、金利商品の金利に対する価格感応度として与えられる。
とあります。
読んでも良く分からない所がありますが、期間が長いほど金利変動リスクが大きく利回りの変化による価格変動が大きくなるようです。
もう少しwikipediaを確認すると、
デュレーションは債券の金利変化に対する価格感応度をあらわす。金利変化に対して、債券価格の変化はほぼ反比例する。例えば金利が1%上昇した場合、デュレーションが7年の債券の価格は、およそ7%低下する。
と記載があり、なるほど!と概要程度は分かったような気がします。
実際の数値はどんな感じ
運用レポート上どの程度の数値になっているかeMAXISシリーズの9末時点の情報を見てみると、
国内債券は、
最終利回り :0.38%
直接利回り :1.09%
デュレーション:8.17年
先進国債券は、
最終利回り :1.21%
直接利回り :2.57%
デュレーション:6.64年
新興国債券は、
最終利回り :6.78%
直接利回り :6.02%
デュレーション:4.71年
となっております。
・・・まあそれぞれ違いがあるということですね。
正直な所、債券は地味なので運用レポートも殆ど見た事が無かったのですが大雑把な見方程度は分かったような気になりました。
これらの数値を月次くらいの間隔で見ると、そこそこ変化があるのか殆ど変わらないのかといった感覚がないのでナントモ言えないのですが、暇ついでに時々見ていこうかと思います。
違いが分かっても活用できるはどうかは分かりませんが。