不思議といっても基本的には指数に沿った値動きとなる筈なんですが、いったいどんな感じの値動きとなっているのか少し確認してみました。
最近の値動きの様子
いろいろ調べてみると日経平均が上昇しても価格が上昇したりその逆もあったりしているということのようで、とりあえず価格変動の状況を確認してみました。
10月上旬頃からの「日経225の変動率×-2倍」(青線)、「NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース(ETF:1357)」(黄線)、比較対象として「日経平均ベア2倍上場投信(ETF:1360)」(赤線)です。
こうして見ると11月上旬頃からあまり連動していない感じですね…
11月以降の相関係数は0.75くらい、やや強い相関でしょうか。
「日経平均ベア2倍上場投信(ETF:1360)」はほぼ指数に連動しているようでもあり、これはちょっとよくわからないことになっています。
不可解な動きの原因
動きが謎すぎるので「NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース(ETF:1357)」の専用サイトを見てみたところ、10月14日に不可解な動きの原因についてアナウンスがあったようです。
内容としては以下のETFについて「平成27年10月16日の申込み分より、一時的にその受付を停止する」とあります。
(ETF:1357)日経平均ダブルインバースインデックス
(ETF:1570)日経平均レバレッジインデックス
(ETF:1571)日経平均インバースインデックス
停止する理由についてサイトから引用しますと、
今回の措置は、投資家の皆様に、運用会社として、引き続き基本方針に適う投資成果を提供していくことを目的とし、先物市場の流動性等をふまえて、運用資産規模を適正な範囲に維持するためのものです。よって、商品性、運用に変更はありません。
とありました。
良くわからないのですが運用資産規模に対し買い需要が大きくなりすぎた事による対応のようにも読めます。
今後どうなるのか分かりませんがしばらくはおかしな動きが続くのかもしれません。
※12/18から受付を再開するとのアナウンスがありました
レバレッジ型・インバース型ETFはネット証券の売買ランキングでも上位にあり、活用している個人投資家も多そうなので影響を受けている方も多そうです。
今回のような受付停止や不可解な値動きとなる事は滅多にないのかもしれませんが国内ETFを活用する中でこのような事も起こりえるのだなということで、今後注意していきたいと思います。
指数連動ETFにもいろいろ落とし穴があるようです。
やはりレバレッジ型は減価がキツイ感じです