やはり需要が多いのかSBI証券のサイトでブル・ベアファンドが大幅に増える事を知りました。
うまくハマれば大きなリターンが得られるとはいえ長く保有することによる減価も大きいブルベア型ファンドですが、とりあえず概要について目論見書を見てみました。
ファンドの概要
12/18から新たにT&Dブル・ベア・ファンドが追加され、ファンドのコースとして以下が設定されているようです。
- 南アランド
- ブラジルレアル
- インド株(SGX Nifty 50指数先物)
- 中国株(SGX FTSE China A50指数先物)
- 米国リート(ダウ・ジョーンズ米国不動産指数)
- 原油(S&P GSCI原油指数)
()内は対象指数
これらのブル・ベア・コースに加え国内債券で運用を行うマネープールというコースもあり、マネープール・コースを経由して各コースはスイッチングできるようですね。
原油以外は対象となる指数の概ね2.5倍、原油は2倍程度の投資成果を目指して運用を行うとのことです。
コスト面では、
購入時手数料 :2.16%
信託財産留保額:米国リートは0.2%、その他はなし
信託報酬 :1.1752%程度(税込)
信託期間 :~2017/12/18
となっているようです、って信託期間が短いですね。
また平成29年9月19日以降は購入およびスイッチングは出来ないようです。
ブル・ベアファンドのメリット?
SBI証券の特集サイトではブル・ベアファンドのメリットとして投資面、商品性・コスト、税務の面からいくつかのメリットを上げているようです。
引用してみますと、
・短期で大きなリターンが得られる
・信用取引や先物のような追加証拠金が発生せず、損失が元本に限定される
・ベアファンドを活用することで、下げ相場でも利益を狙うことができる
・1万円程度から好きな金額で投資可能
・確実に売買できる(※)
・一般的に、ETFの信用取引よりも保有コストが割安
・金額買付・積立買付の場合、NISA口座も利用可能
・株式や他の投信と損益通算可能
・特定口座を利用した簡便な税務管理が可能
とあり、物は言い様というか内容はアレなのですが、何か凄く良さそうに見えるから不思議です。
ある程度先行きの予想に自信がある方については便利なファンドなのかもしれませんが、私にはちょっと難易度が高そうだな。
ブル・ベア型自体は需要も便利な使いみちもあるのだろうと思っていますが、メリットだけを全面に出した特集はちょっと危ないのではないでしょうかね。
特集記事の最後の方には留意事項がいくつか書かれていますがこの特集記事を見るだろう層がここまで細かく読むんだろうかなと思いました。
なかなか運用が難しそうなファンドにも思いますが人気になるのでしょうかね?