相変わらず株式相場はサッパリな感じで年明け5日連続で下落したようです。
これは戦後の1949年に東京証券取引所が再開されて以来初めてとのこと、ということもあり至ることろで弱気なコメントを見るようになってきましたね。
ではどれくらい下落したというのかについて、いつも短めの期間でみてばかりなのでたまには長い期間で見てみることにしました。
長い期間で見た日経平均の推移
せっかくなので戦後の東京証券取引所が再開された1949年以降の年次データをもとに見てみました。
この期間で考えればメチャクチャあがっているといえそうです。
しかしこの約70年の間で初めての出来事と考えると感慨深いモノがありますね。
というかこれは長すぎるな。
開始時期と想定リターン
ポートフォリオを構築するときなどはリスク値とあわせて想定リターンも意識することが多いのだと思います。
想定リターンについては捉え方が難しく思っていますが、5/10/20/30/70年前からの日経平均株価の推移と想定リターンが2%、4%(年率)の価格推移イメージを見てみました。
70年前に投資
バブル時期は置いていても、全期間において大幅なプラスとなっていますね。
まあ70年前は流石に現実的でなさすぎるのですが。
30年前に投資
バブル崩壊後はサッパリな感じですね。
想定リターン2%も夢みたいな話となっています。
ちなみに年初データのグラフのため2017年まで伸びているように見えていますが2017年の所は今日の終値のデータを使っています。
20年前に投資
この期間もちょっと厳しい感じですね。
でもプラスリターンに近づいてきました。
10年前に投資
リーマンショックがなければという感じですが±0くらいですかね。
5年前に投資
アベノミクス効果か大幅なプラスリターンとなっています。
この時期に投資し始めると想定リターン2%では、とても低く感じちゃうんでしょうかね。
始めるタイミングにより想定リターンに関する意識も結構違ってくるんでしょう。
実際には配当金の再投資だったり追加での積立てだったりでドルコストによる効果も得られるのですが、ザックリとみるとここ数年の間に資産運用を初めた人は結構タイミングが良いのかもしれません。
タイミングが良いこともあり少しリスクやリターンに対しての考え方がユルくなっているかもしれないなという感じで、ちょっと見直さないといけないなとも思いました。
軽い気持ちで長期データを見てみた所なかなか厳しい現実も見えたような気もするし、やはり特定の資産クラスに限定せず分散投資をしていく事は大事だなという印象です。