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分散投資ってどんな効果を期待して行うものなんだろうか


幅広く複数のアセットクラスに投資することを分散投資と呼び、長期投資においてとても重要とされています。

「資産を分散して投資することでリスクを低くすることが出来るため」ということですがどのように分散させるのが良いのか、またどのようなリスクを低くすることが出来るのか少し考えてみました。

分散投資の効果


「アセット」や「投資先」、「タイミング」などいくつかの観点で分散して投資を行うことで、特定の資産価値が大きく下がったとしても資産全体で見た場合、大きな損失とならないようにすることが出来るという事のようです。

運用資産に致命的な損失が生まれなければ世界経済の成長にあわせて運用益が得られる確率が高くなるというのが長期投資の考え方と思いますので、長期投資を行う上で分散投資はとても重要な投資方法といえそうです。

とはいえ一口に「リスク」いってもリスク要因は沢山あり、低下させたいリスクにより分散のさせ方も違ってくるのではないのかと思いました。

どのようなリスクがあり、どう分散させるのがよいのでしょうか。

一般なリスク要因について


さて、どんなリスク要因があるのかといういう所ですが前にちょっと調べた感じでは、一般的には以下のようなリスク要因があるんだろうなと思います。

  • 価格変動リスク
  • 信用リスク
  • 為替変動リスク
  • カントリーリスク
  • 流動性リスク

リスク要因といっても他にも沢山あるんでしょうけど、インデックスファンドなどではこれらのリスク要因があるのだと思います。

分散投資の目的が「アセット」や「投資先」、「タイミング」を分散することで「資産全体のリスクを低下させること」とすると、想定するリスクにより分散のさせ方が違ってくるのかもしれません。

「価格変動リスク」を低くすることを重視する場合は、相関関係こそが重要であり、海外資産への投資はそこまで必要でないのかもしれません。

「為替変動リスク」を低くすることを重視する場合は、海外資産へ投資するのは選択肢として良くないのかもしれません。

また「カントリーリスク」を低くすることを重視する場合は、相関関係ではなく各国の国債格付を重視するのが良いのかもしれません。

分散投資により良い効果が得られるのは事実なんだと思いますが、人それぞれが想定したリスクを低くすることができているのかどうかについてはまた別の問題なのかもしれませんね。


ぼんやり分散投資が良い事は分かっていても、本当に多種多様な資産に分散させるのが良いんだろうかとも思います。

先のことは良く分からないから出来るだけ分散させようとも思う一方、良く分からないなりにも「コレは良くないだろう」と思うものもありこの辺をどう折り合いつけていくのか、悩ましい所ですね。

まあ、あまり悩んでも仕方ないので出来るだけ幅広く、致命的な事にならないようやっていこうかなと思っています。