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「アムンディ日本政策アロケーション株式ファンド」が登場しました


ここ数日円高が進んでいるようですが、これまでの円安は日本の政策の影響が大きかったのだろうと思います。

円安により輸出産業が恩恵を受けたように、株価は各国の政策の影響を受けることになるのだと思いますが、国内の政策テーマにより投資対象を選択する「アムンディ日本政策アロケーションファンド」がSBI証券などで本日より取り扱いを開始したようです。

うまく波に乗る事ができれば良いパフォーマンスが得られそうなファンドですがどんなファンドなんでしょうかね。

ファンドの概要


とりあえずどんなファンドなんだろうかと、目論見書を見てみました。

ファンドの分類としてはアクティブファンドですがファンドの特徴を引用すると、

1.日本株式を主な投資対象とします。
2.国の重要な政策が追い風となり、中長期的に有効で拡大余地が大きいと判断される複数の投資テーマを選定します。投資テーマは定期的に見直しを行います。
3.トップダウンによる投資テーマ選定とボトムアップアプローチによる銘柄選定を組み合わせ、確信度の高い銘柄でポートフォリオを構築します。ポートフォリオ構築に際しては、リスクが高い銘柄に過度に偏らないよう、戦略に基づきウェイトを調整します。

ということのようです。

政策に沿った投資テーマを複数選定し、ファンダメンタルズ分析などを行い投資テーマの関連性が高い銘柄で構成銘柄を選定とのこと。

またリスク分散のため「アムンディ・リスク分散戦略」に基づき保有比率を調整し、日本の政策に沿った銘柄に分散して投資を行うということのようですね。

SBI証券のサイトからコスト面を確認すると、

購入時手数料 :1.62%(※)
信託財産留保額:0.2%
信託報酬   :1.6632%(税込)
信託期間   :2021/03/10

となっているようで、コストは高めですね。
(※)SBIネット証券会社で1000万円未満の場合

信託期間がほぼ5年ですが、5年間でどれらくい投資テーマが入れ替わるんだろうか。

ちなみに近頃旬な投資テーマは


で、一体どんな投資テーマが「旬」なのかという所なんですが、SBI証券のファンド特集ページに具体例として以下のようなテーマが記載されていました。

  • 産業インフラ革新
  • インバウンド
  • 企業価値最大化
  • 少子高齢化

投資テーマは適宜入替えを行うということですが、なかなか評価が難しそうですね。


ちなみに「産業インフラ革新」の投資テーマについては、2020年の東京オリンピックや環境エネルギー問題、IoTの普及などを考慮した上で「旬」な投資テーマと考えられているようです。

個別に見てみると確かに「旬」なのかもしれませんが、対象となる得る銘柄が多そうに感じ、どのくらいの銘柄数でポートフォリオが構成されるのかもちょっと気になります。

運用コストも踏まえてどれくらいのパフォーマンスで運用されるのかちょっと興味があるところです。


購入時手数料や信託報酬を考えると信託期間が短く感じるのですが、トレンドに沿った運用はうまくいけば良いパフォーマンスが得られるのかもしれませんね。

まあ「旬」なテーマを知るという意味でも時々月次レポートなどを見てみるのも面白いのかなと思います。

でも5年という期間で政策テーマがそんなに変わるのもアレだなあとも思ってしまいます。