5/19に投資に前向きな企業を対象としたETFが2銘柄上場するようですが、約1週間後の5/25にも新たに「上場インデックスファンド日本経済貢献株」というETFが上場するようです。
先のETFとあわせて同様のコンセプトのETFが3つ上場することになりますが、ついでなんで確認しておこうかと思います。
ついでというのも変ですが。
上場日本経済貢献(ETF:1481)
正式名称は「上場インデックスファンド日本経済貢献株」ということで”日本経済貢献”という表現になってました。
対象指標は「JPX/S&P 設備・人材投資指数」とのことで対象指数の概要について引用しますと、
JPX/S&P 設備・人材投資指数は、東証株価指数(TOPIX)をユニバースとして、流動性、信用力及び市場評価の安定性のスクリーニングを行い、総合スコアの算出対象を決定しています。総合スコアは「設備投資の成長性」、「設備投資の効率性」、「人材投資の充実度」の3点から評価を行い、総合スコア上位200銘柄が構成銘柄となります。各銘柄のウェイトは総合スコアに浮動株時価総額を乗じた値を用いて算出しています。ということで結局は設備投資や人材投資に力を入れている企業が構成銘柄となるようですね。
200銘柄で構成されるようですが、先の2つのETFと異なりTOPIX構成銘柄の中から選定されるようです。
信託報酬は0.35%(税抜)と「大和MSCI人材設備(ETF:1479)」と同じ、売買は1口単位のようです。
基準価格はどれくらいになるんでしょうか。
3つのETFの違いは
設備や人材への投資に力を入れている企業を対象としたETFが3つ上場することになりますが、それぞれ微妙な違いがあるようなので、主だった点について表にしておきます。
銘柄名(略称) | 信託報酬(税抜) | 構成銘柄数 | 対象銘柄 | 対象指数 |
---|---|---|---|---|
大和MSCI人材設備(ETF:1479) | 0.35% | 150 | 国内株式 | MSCI日本株人材設備投資指数 |
企業価値ETF(ETF:1480) | 0.23% | 上限300 | 国内株式 | 野村企業価値分配指数 |
上場日本経済貢献(ETF:1481) | 0.35% | 200 | TOPIX | JPX/S&P 設備・人材投資指数 |
それぞれ違うといえば違うのかもしれないけど、まあなんとも分からない感じです。
5/19に設定される2つのETFより約1週間後の上場になりますが、設備・人材ETFへの投資を検討している場合、何を基準に選択することになるんでしょうかね。
実際上場すればどれが活発に売買されることになるのか楽しみにしてみたいと思います。
素人目線ではどれもそんなに違わないんじゃないの、と思ってしまうのですが実際運用されてみると結構違う運用実績となるのかもしれません。
まあ、どのような銘柄が選定されるのかは興味があるところなのでまた機会があればそれぞれ見てみようかと思っています。
またこれから設備・人材への投資に積極的な企業が増えてくるのかも興味深い所ですね。