eMAXISインデックスシリーズで新たに3つのファンドが登場するようです。
半年前くらいに米国・欧州・豪州と3つのリートインデックスファンドが登場しましたが、今回は債券インデックスファンド。
ヘッジ付きインデックスファンドが増えています。
ファンドの概要
今回は債券インデックスファンドですが、ヘッジ無しの豪州債券とヘッジ有りの先進国債券、新興国債券の3つが追加設定されているようです。
それぞれのベンチマークは、
ファンド名 | ベンチマーク |
---|---|
eMAXIS 豪州債券インデックス | シティ・オーストラリア国債インデックス(円換算ベース) |
eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | シティ世界国債インデックス(除く日本、円ヘッジ・円ベース) |
eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり) | JPモルガンエマージングマーケットボンドインデックス・プラス(円ヘッジ・円換算ベース) |
コスト面では、
購入時手数料 :なし
信託財産留保額:なし (豪州・先進国)
0.3%(新興国)
信託報酬 :0.6%(税抜)
信託期間 :無期限
という事のようですね。
ちなみに「eMAXISシリーズ」では"受益者還元型"信託報酬導入を行うとのことで、今回の3ファンドは純資産が増えるに従い超過部分の信託報酬率が引き下げられるようになっているようです。
とはいっても純資産500億円以上からということで、あまり気にしなくても良いかと思いますが。
外国債券インデックスファンドが増えた
外国債券は不要という意見もあるようですが、今回新たに3つの外国債券インデックスファンドが増えました
外国債券が不要とされる理由には為替リスクや運用コストの高さなどがあげられるようですが、このうち為替リスクを回避する債券が増える事になります。
先進国や新興国の債券にも投資したい、けど為替リスクはちょっと避けたいという場合は「eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)」や「eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり)」は丁度良いインデックスファンドなのかもしれません。
一方の運用コストの高さについてはちょっと回避できないような感じでしょうか。
最近は為替ヘッジは無いものの低コストの外国債券インデックスファンドもいくつかあるので、債券ファンドも為替リスクを考えながら選択していくようになるんでしょうかね。
現在の為替水準だと為替ヘッジを行うのが良いかどうか悩ましいのかもしれないなとも思います。
運用コストの差はリターンに確実に効いてくるので為替ヘッジを行うだけのメリットがあるのかどうかはちょっと考えても良いのかもしれません。
豪州債券についてはそこまで需要があるのかどうか興味深いですが選択肢が増えるということは悪くない事なんだろうなと思っています。
最近は「ベタイン」や「ひとくふう世界国債ファンド」など債券ファンドの設定が多いような気もしますね。