ピクテ投信投資顧問株式会社より「iTrust 日本株式」ファンドが登場したようです。
「世界株式」、「バイオ」、「ロボ」に続きシリーズ第4弾目となりまして今回は「日本株式」。
日本株式といっても国内ナンバーワン企業を対象としたファンドのようです、ちょっと変り種なのかな?
ファンドの特徴
ファンドの特徴ですが目論見書では「主にわが国のナンバーワン企業の株式に投資しますと端的に書かれています。
じゃあナンバーワン企業ってどんな企業かって事ですが、
優れたブランド 、技術、商品・サービス開発 およびマーケティングを有し、業界トップシェアを誇る企業、または今後それが期待される企業を指します。
ということで基本的には業界毎のトップシェア企業へ投資を行うということでしょうか。
2016年5月末の組入銘柄数は53銘柄のようで、ナンバーワン企業も集めると結構な銘柄数に。
コスト面ではSBIネット証券の場合、
購入時手数料 :なし
信託財産留保額:なし
信託報酬 :0.89%(税抜)
信託期間 :無期限
となっていてiTrustシリーズ「世界株式」と同水準となっています。
あと、ちなみに年一回決算のようですね。
リスク低減も目指している様子
特色として上げられていませんでしたが、リスク低減の工夫として「ボラティリティが高い銘柄を除外」や「長期投資と銘柄分散」を行っているとの記載もありました。
ボラティリティの高い銘柄を外し、ポートフォリオの入替えを少なく保有銘柄の比率の偏りを小さくすることでリスク低減を図っているようですね。
これは特色として記載されてても良さそうですが何故か記載されていない模様です。
ちなみに2016年5月末の時点の保有上位10銘柄は以下とのことで、業種毎のナンバーワン企業で構成されているようです。
銘柄名 | 業種 | 配分比率 |
---|---|---|
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行業 | 2.8% |
トヨタ自動車 | 輸送用機器 | 2.2% |
日本電信電話 | 情報・通信業 | 2.2% |
日本電産 | 電気機器 | 2.2% |
ニトリホールディングス | 小売業 | 2.2% |
東レ | 繊維製品 | 2.2% |
三和ホールディングス | 金属製品 | 2.2% |
信越化学工業 | 化学 | 2.1% |
セブン&アイ・ホールディングス | 小売業 | 2.1% |
三井不動産 | 不動産業 | 2.1% |
これはなかなかに豪華だなあ。
iTrustシリーズのコンセプトとして「長期保有」という点について強調してたように思いますが、第4弾「日本株式」のパンフレットでも長期投資と銘柄分散でリスク低減を行うということで、長期保有を前提としているようですね。
インデックスファンドと比べるとどうしてもコストが高めになっていますが「ナンバーワン企業」だけに投資したいという投資家もそこそこいそうな気がするので需要があるんじゃないかと思います。
「iInfo」という運用情報サービスも展開しているようで、まだまだこれからもシリーズ展開していくのかもしれません。
「世界株式」「バイオ」「ロボ」「日本株式」と来てますが次はどんなテーマになるんだろうか。