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投資信託の資金流出入が20カ月連続の流出超過ということらしい


モーニングスターのサイトで投資信託への資金流出入速報が更新されていました。

国内追加型株式投信については、これで20カ月連続の流入超過とのことですが流出額自体は減少してきているようです。

まあチラッと見ておきましょうか。

REIT資産が買われているようです


いくつかの切り口で投資信託への資金流出入状況が更新されていますが7月はREIT資産が人気となっているようですね。

REIT資産については、現在そこまで良い利回り水準ではないように思っていましたが相対的にパフォーマンスが良いということで資金流入に繋がっているんでしょうか。

一方で、ここ1年で見ると下落幅が大きい株式資産や国際債券については投資信託の流出入からは積極的に購入されているという訳でもなさそうです。

これはまだまだ調整は続くという見方が強いという事なのかもしれません。

ちなみに7月のカテゴリー別集計(大分類)を見てみると、

  1. 国際REIT型
  2. 国内REIT型
  3. バランス型
  4. オルタナティブ投資型
  5. 国内債券型
  6. 商品指数連動型
が資金流入超過となっていて、反対の資金流出は国内株式型が最も大きくなっているようです。

投資信託の本数やトータルの純資産に差があるので単純に比較という訳にもいきませんが、直近のパフォーマンスが良い資産クラスは買われパフォーマンスが悪い資産クラスは売られているという事なんでしょうかね。

ちなみにバランス型などは額はさておき安定して資金流入しているようです。

集計がとても細かい


この「投資信託の資金流出入速報」ですが他にも細かい切り口でデータが公表されています。

例えばカテゴリー別の資金流出入をもう少し細かく見てみると、国際株式は全体としては資金流出超過となっていますが、オセアニア地域やインドやヘッジ型の投資信託は流入超過となっているようですね。

相対的に高配当だったり円高が進んでいる事などが背景にあるんだと思いますが、細かく見ていくと資金が流入しているカテゴリーがはっきりしている感じですね。

特に為替ヘッジ型やベア型はここ1年流入傾向にあるようにも見えます。

また分配頻度別にみると、相変わらず毎月分配型は流入超過が続いています。

といっても毎月分配型も分配金が下がりだした投資信託も出てきたせいか、資金流入額は大幅に減少してきているようですね。

他にもファンド別や運用会社別など様々な切り口で集計されているので興味がてらサイトの方を見てみるのと面白いかもしれません。

いろいろな分類で資金流出入状況が確認できますよ。


ファンド別などを見ると知らないファンドばかりなんですが、毎月分配型が人気なんだなあと再確認しました。

最近設定されたっぽいところでは「マクロ・トータル・リターン・ファンド 」なるものの資金流入額が大きいんですがどんなファンドなんでしょうかね。

とりあえずチラッと見てみた感じではREIT資産と毎月分配型は安定した人気があるんだなあという事が分かりました。