中長期の投資は基本的に逆張りがいいんじゃないのかと思っているんですが逆張り投資といえども11月まで様子を見た方がいいという記事がありました。
「11月までは様子を見よ」 逆張り投資家の警告
11月ならそんなに先の話でもないんですが、なぜ様子を見るべきなんでしょうかね。
下げ相場中という事なんだろうか。
11月までのリスク
元記事はとある中長期投資家との6月下旬のやり取りを元にしているんですが「秋は暴落が起きやすいから米大統領選が終わるまでは様子を見るべき」という事のようです。
確かに「米大統領選」はどっちに転んでも世界経済に大きな影響を与えるだろうから様子見も悪くないように思います。
ただ「秋は暴落が起きやすい」というのは実際の所どうなんでしょうか。
ちょっと今年に限った事なのかそうでないのか良く分からないので少し調べてみる事にしました。
秋口は暴落が起きやすい?
とりあえず「11月までは様子を見よ」やら「秋は暴落が起きやすい」ということなので2000年~2015年の間の9月と10月について日経平均株価が上昇してたのか下落していたのか調べてみることに。
16年×2ヶ月ということで32ヶ月分確認してみましたが、結果15勝17負ということで、これはどっこいどっこいな感じですね。
ただ騰落率の平均を見てみると-4%程度となりやや下落幅が大きいようにも感じます。
ちなみに最も上昇した月は2005年09月の約8.5%で最も下落した月は2008年10月の約-24.5%でした。
「秋は暴落が起きやすい」はリーマンショックの印象が強いのかもしれませんね。
まあ逆張り投資家に限った話ではなさそうです。
季節の要因などでハッキリとした傾向があるのかと思い調べてみましたが、これくらいの期間ではどっちとも言えない感じになっちゃいました。
ただ、やや下落幅が大きい傾向かもしれないので少し気を付けておいても良さそうですね。
しかし元記事の中長期投資家の方ですが三菱自動車の株を5,000株単位で売買しているようで、なかなか景気の良い話で羨ましい限りです。
そんなことはいいとして、今年の秋口はどうなるんでしょうか。
三菱自動車といえば燃費不正問題がありました
最近は松井証券でほそぼそやってます