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設備人材ETFから設備人材銘柄を厳選するとどんなポートフォリオになるのだろう


今年度から日銀は設備・人材投資に積極的な企業を組入れたETFを連日のように買入れているようです。

あまり人気がないようですがそろそろ設備人材ETFも出揃った感がありますね。

そんなこんなで各ETFで共通的に選択されている銘柄を元にポートフォリオを構築すると、理想的な設備人材ポートフォリオになるんじゃないかと思いちょっと調べてみることに。

しかし設備人材ETF、6つもあるのか。

いくつかの設備人材ETF


以下の6つの設備人材ETFを対象に構成される設備人材銘柄を確認してみました。

銘柄名(略称)信託報酬(税抜)売買口数構成銘柄数対象銘柄対象指数
大和MSCI人材設備(ETF:1479)0.350%1150国内株式MSCI日本株人材設備投資指数
企業価値ETF(ETF:1480)0.230%1上限300国内株式野村企業価値分配指数
上場日本経済貢献(ETF:1481)0.150%1200TOPIXJPX/S&P 設備・人材投資指数
iS設備人材(ETF:1483)0.190%1200TOPIXJPX/S&P 設備・人材投資指数
DIAM設備人材投資(ETF:1484)0.165%10200TOPIXJPX/S&P 設備・人材投資指数
MXS J積極投資(ETF:1485)0.220%1200国内株式iSTOXX MUTB Japan 積極投資企業200

それぞれ150~250銘柄で構成されている模様でこれはちょっと確認が面倒そうです。

とりあえず、各ETFの8末前後の構成銘柄を元にチェックをすることに。

さて、どのような銘柄が共通的に選択されているんでしょうかね。

気になる設備人材銘柄


かなり面倒でしたが、共通的に選ばれている設備人材銘柄を確認したところ以下のようになりました。

コード銘柄株価
1878大東建託(株)15,935
1925大和ハウス工業(株)2,737.5
2229カルビー(株)3,745
2371(株)カカクコム1,716
2413エムスリー(株)3,070
2802味の素(株)2,217
3231野村不動産ホールディングス(株)1,714
3402東レ(株)963.5
3407旭化成(株)824.7
4185JSR(株)1,540
4204積水化学工業(株)1,462
4217日立化成(株)2,265
4452花王(株)5,506
4503アステラス製薬(株)1,569
4519中外製薬(株)3,425
4543テルモ(株)3,935
4902コニカミノルタ(株)901
5101横浜ゴム(株)1,669
5108(株)ブリヂストン3,541
5332TOTO(株)3,865
5334日本特殊陶業(株)1,868
6098(株)リクルートホールディングス3,915
6301コマツ2,295.5
6370栗田工業(株)2,339
6869シスメックス(株)6,820
6902(株)デンソー4,279
6952カシオ計算機(株)1,475
7201日産自動車(株)1,031.5
7203トヨタ自動車(株)6,093
8035東京エレクトロン(株)9,071
8905イオンモール(株)1,476
9202ANAホールディングス(株)283.7

100銘柄前後になるのだろうかと思っていましたが全32銘柄と意外に絞られた結果となっています。

厳選銘柄を見た感じ、流石に有名企業が多く業種も思いのほかばらついていてなかなか良い感じではないんでしょうかね。

とりあえず一口に設備人材銘柄といっても連動対象とする指数が異なる事で選択される銘柄は結構違ってくるようです。


以前、高配当ETFで似たような事を調べてみたんですが設備人材でも調べてみました。

結果、32銘柄と思ったより絞られましたが、これらの銘柄を個別株式で保有するにはそれなりの資金が必要となるので、そう考えるとETFで保有できるというのはやはり便利なんだろうと思います。

ただ設備人材に力を入れているからといって、それに見合う価値に繋がるのかはちょっと分からない所はありますね。

まあ、とりあえず日銀が買入を続ける間は安泰なんじゃないかとも思われるので設備人材ETFも結構いい投資先なのかもしれません。

出来高少ないですけど。

高配当ETFを厳選すると...