スキップしてメイン コンテンツに移動

インバース型ETFの「日経インバETF(1571)」はどれくらい指数に連動してるんだろうか

相変わらずレバレッジ・インバース型ETFは個人投資家にも人気があるようで、SBI証券の売買代金ランキングでも常に上位で見かけます。

個人的にはレバレッジ型ETFについてはあまり活用を考えていないんですけど、インバース型ETFは今後も機会があれば活用してみたいと思っているんですが、インバース型ETFはどれくらい指数に連動しているんだろうかと確認してみることにしました。

前に「日経ダブルインバース(1357)」は変な値動きをする事もあるんだということが確認できたんですがインバース型は安定的に連動しているんでしょうかね。

「日経インバETF(ETF:1571)」で確認を


インバース型ETFといっても連動対象とする指標もいくつかあり、同じ連動指標でも複数のETFがあるわけですが、今回は特に売買代金が多い「日経インバETF(ETF:1571)」で確認してみることにしました。

連動指標は「日経平均インバース・インデックス」、信託報酬は0.8%でして「(日経平均株価の日々の騰落率)×-1」に連動することを目指したETFです。

ちなみに年初からの価格変動イメージを日経平均と比べてみると以下のような感じになりました。

ほう、パッと見はなんとなく同じ感じ。

どれくらい連動しているんですかね


まあこれでは良く分からないので「(日経平均株価の日々の騰落率)×-1」を計算しつつグラフ化してみることに。

計算が間違ってなければ以下のような感じになるようです。
 相関はとても大きくほぼ同じ値動きをしているわけですが、重ねてみると数ヶ月後から少しづつ差が出てくるようですね。

1年満たない期間ですが2%程は違ってきているようで「ダブル」でなくても結構減価していくようです。

連動しているかどうかというと、とても連動していると言えるんですが。

レバレッジ型やインバース型を長期で保有することはなかなかないと思いますが、数ヶ月もすると減価が目立ってくる感じですね。

短期間でみるととても連動しているので、結局使いどころなのかもしれませんが保有するとしても1~2ヶ月くらいにとどめておくのが良いのかもしれません。

ただ…1~2ヶ月となると相当タイミングが良くないとうまく活用するのは難しいんだろうなあ、ということで利益を得るというよりは保険的に活用するのがいいんだろうなと思います。

またいつか活用することがあるのか無いのか分かりませんが、通常の指数と「逆」の値動きをする商品へもお手軽に売買できるのはホント便利だなと思います。