楽天証券にて2016年10月1日(土)から「楽天IFAラップ」という対面型のラップサービスの提供が開始されるようです。
独立系ファイナンシャルアドバイザーを通じた対面型ラップサービス“楽天IFAラップ”の提供開始!
ロボアドバイザーによるラップではなく対面型のラップサービスのようですが、これはちょっと意外な展開です。
「楽天IFAラップ」の概要
そもそもIFAってなんだろうって感じですが、
「Independent Financial Advisor」
の略のようで金融商品仲介業者を指すようです。
中立性を確保するため独立系のファイナンシャルアドバイザーによる対面サービスを提供というのがウリのようですね。
ラップサービスということで気になるコスト面ですがロボアドバイザーを活用した「楽ラップ」よりは高く、手数料が最大で年率1.728%(税込)と設定されているようです。
手数料の体系は「楽ラップ」同様に固定報酬型と成功報酬併用型に大きく分かれ、その中でも契約資産の時価評価額の内訳により細かく設定されていました。
ちなみに多くの利用者は2,000万以下に該当しそうですが、
固定報酬型 :1.242%
成功報酬併用型:1.134% + 運用益×5.4%
となっているようです。
投資一任サービスなので投資対象とするファンドはあまり気にしなくても良さそうですが「楽ラップ」と比べるとバリエーションが多いようですね。
100万円から1円単位で投資可能と比較的敷居も低い感じです。
「楽天IFAラップ」の魅力!
元記事によると「楽天IFAラップ」の魅力が5つあげられていました。
それぞれを見ていきますと、
①IFAを通して提供するお客様に寄り添ったファイナンシャルアドバイスサービス
「楽天IFAラップ」最大のウリなんだと思いますが、個人の資産の程度やライフイベントなどについてコンサルティングを行い、最適なポートフォリオを提案するという事のようです。
「楽ラップ」の手数料コスト差は殆どこの部分になるんだと思うのですが、細かな要求を汲み取りポートフォリオを提案するという手厚いサービスとなっているようです。
②透明性の高い手数料(最大年率1.728%(税込)※2)と始めやすい最低投資金額(100万円)
コスト的には意見が割れそうな感じですが対面型のサービスとしては手数料も安く、比較的少額からも活用できるのもウリといえそうですね。
③グローバルで活躍する運用会社が運用するファンドを厳選して採用
「楽ラップ」のようにインデックスファンド中心ではなくアクティブファンドも取り入れているという事のようです。
アクティブファンドはどうしてもインデックスファンドと比べると運用管理費が高く付くのでこの辺は好みで分かれそうですね。
恐らくコンサルティングを通し調整していくことになるんでしょう。
④効果的な分散投資を実現するためのグローバル・トップ・プレーヤーと協働する運用体制
運用体制もしっかりしているという事のようです。
資産運用を一任するということで、これも大事な要素ですね。
⑤PCやスマートフォン等で資産残高や運用履歴を24時間いつでも確認可能
これはあまり必要ないような気もしますが、まあ便利なんでしょう。
ザッと見た感じではやはり対面型というのが最大の魅力でしょうかね。
資産運用は一任したい、だけどロボットはまだ信用できないという場合は手数料が許容できる場合は、なかなか良いサービスじゃないかと思います。
今回の楽天証券での対面型のラップサービス提供にあたり2つ感じたことがあります。
1つ目はこれまで富裕層向けだった投資一任サービスが、対面型にも関わらず比較的低コスト・少額から利用できるようになること。
2つ目はAIを含めロボアドバイザーサービスに取って変わるだろうと思っていたファイナンシャルアドバイザーサービスについて敢えて対面型で提供したということです。
最近は色々な仕事についてロボットに取って変わる事が多くなっているんですが、まだまだ人の経験や判断にはそれなりの価値付くというのはちょっとした希望のようにも感じます。
来月からサービス提供開始とのことですがロボットなのか人間なのかどちらが支持されていくんでしょうかね。
ロボの場合は「楽ラップ」?
資産運用関連サービスもいろいろ
自分でいろいろ考えるのも良いと思います