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やっぱりレバレッジ型ETF(1570)は人気があるようだ

最近は日経平均株価も17000円台を回復し株価の変動も気持ち小さくなってきていますが、東証1部売買代金は2年ぶりの低水準のようですね。

そんな中でもレバレッジ型ETFは相変わらず人気のようで、相変わらず活発な売買が行われているようです。

株価が上がっても人気、下がっても人気と、とにかく売買されているみたいなんですがどれくらい売買されているのか少し見てみました。

レバレッジ型ETF


対象となる指数の倍の値動きを目指すETFをレバレッジ型ETFといい、常に売買代金ランキングの上位に登場しています。

日経平均やTOPIXなどの指数が基準となっているため比較的わかりやすく、リスクも大きいけど高いリターンが期待できるということで個人投資家にも人気になっているようです。

レバレッジ型ETFは連動対象とする指数もいくつかある上に、同じ連動対象指数でも複数の銘柄があるんですが、その中でも「日経レバETF(1570)」が特に人気となっているようですね。

信託報酬は0.8%(税抜)程度とETFにしては高めの設定ですが短期で売買する分にはそれほど気にする必要もないのかもしれません。

「日経レバETF(1570)」は日経平均株価の2倍の値動を目指すETFですが、まあ出来高が多いようです。

人気の日経レバETF(1570)


どれくらい人気なんだろうかと最近の出来高推移などを見てみる事に。

レバレッジ型ということで基本的には株価が大きく下がった時に特に買われているんでしょうかね。

2016年7~9月期の東証1部売買代金はおよそ2年ぶりの低水準ということで、最近は少し出来高も減っているような印象ですが株価下落時も上昇時も活発に売買が行われているようで、SBIネット証券の売買代金ランキングでもほぼ連日TOP3に入っている感じです。

積極的にリスクを取る投資家は思ったより多いのかもしれません。

いろいろあるレバレッジ型ETF


日経平均株価の2倍の値動きを目指すレバレッジ型ETFにもいろいろあるんですが、国内ETFでどのようなレバレッジ型ETFがあるのか少し確認してみました。

名称はすべて略称なんですが、国内の株価指数を対象としたレバレッジ型ETFは以下のようなものがあるようです。

TOPIX(2倍)

  • TPレバレッジダブル(1568)
  • 大和TPXダブル(1367) 

日経平均(2倍)

  • 日経レバETF(1570)
  • 日経レバレッジダブル(1579)
  • 上場日経2倍(1358)
  • 大和225ダブル(1365)
  • 楽天255ダブルブル(1458) 

JPX400(2倍) 

  • 大和J400ダブル(1464)
  • JPX日経400ブル(1467)
  • J400レバ(1470)

なんかいろいろあるんですが変わり種ではハンセン中国企業株指数の2倍の値動きを目指す「H株レバレッジダブル(1572)」というETFもあるようです。

とりあえず、いろいろなレバレッジ型のETFがあるんですね。

あくまで短期保有なんでしょう


売買代金が多いのも短期売買が多いからなんだとは思うのですが、ついでに日経レバETF(1570)の直近の価格推移と日経平均の価格推移を比べてみました。

こう見ても、それなりの上昇相場でない限りは短期保有が良いんでしょう。

「日経レバETF(1570)」も「日経ダブルインバース(1357)」と同じく過去には一時受付を停止した事があるのですが、なかなか需要があるようです。

株価の動きは予測が難しいので売買タイミングが難しそうに思うのですが、リスクと引き換えに高リターンを目指す投資家は結構多いようですね。

個人的には2倍でも結構な倍率だなと思うのですが、投資信託では「楽天日本株4.3倍ブル」や「SBI日本株3.7ブル」など更に高い倍率を目指す商品もあり、最近はレバレッジ型の金融商品も身近になってきているようです。