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全国的に少子高齢化が進んでいるようです

少子高齢化が進んでいるということはニュースや雑誌で良く目にするのですが、ついに国内の総人口が減少し始めたようです。

総人口、初のマイナス=0.8%減、1億2709万人―15年国勢調査確定値

1920年の国勢調査開始以来初めての出来事ということで、少子化や高齢化の問題に加えそもそもの人口が減り始めたことが2015年の調査で見えてきました。

まあそれでも総人口、世界10位みたいですけど。

平成27年の国勢調査


本日、総務省のサイトで平成27年国勢調査「人口等基本集計結果」が公表されたということで少し見てみる事にしました。

要約資料を見てみると平成27年10月1日現在の総人口は1億2709万5000人ということで大正9年の調査開始以来、初めての減少となったとのことです。

グラフイメージで見てみると以下のような感じで、平成に入ってからはほぼ横ばいになっている感じでしょうか。
ちなみに2010~2015年の人口増減率を見ると人口上位20か国の中で減少となったのは日本のみとのことです。

東京など一部を除き減少


都道府県別でみると8都県(東京、神奈川、愛知、埼玉、滋賀、千葉、福岡、沖縄)のみ人口増加で、その他の道府県はすべて減少したとのことです。

意外に感じたんですが近畿地方は滋賀を除き人口減少しているんですね。

大阪(-0.3%)や兵庫も(-1.0%)も減少していて関東地方に人口が集中していっていることが鮮明になっています。

資料によると東京、神奈川、埼玉、千葉で総人口の28.4%ということで4人に1人は首都圏、10人に1人は東京ということで東京一極集中も進んでいます。

特に少子高齢化は深刻な様子


また少子高齢化が更に進んでいることも今回の国勢調査ではっきりしていて、総人口に占める15歳未満の人口の割合は世界最低水準(12.6%)、総人口に占める65歳以上の割合は世界最高水準(26.6%)となっているようです。

資料を見ると先進国は概ね同様の傾向が見られるような感じですが、特に高齢化は諸外国と比べても群を抜いて進んでいる感じでした。

また全都道府県で65歳以上の人口が15歳未満の人口を上回ったとのことで、これも調査開始以来初めての事のようです。

改めて数字で見ると少子高齢化がちょっと深刻になっていますね。

今回の「人口等基本集計結果」ではほかにもいろいろなデータがあるんですが、少子高齢化と都道府県別での人口格差が進んでいる事が分かります。

これだけ地域毎に人口差があるとリバースモーゲージローンの対象地域なども首都圏に限定されるのも仕方ない話なんでしょうね。

人口増加率と経済成長率には緩やかな正の相関関係があるとのことですが、なんとか地方経済の活性化が進まないかなと思う次第です。