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パッシブ運用が拡大しているようなので少し振り返りを

市場平均と同程度の運用成績を目標とした運用スタイルのことをパッシブ運用といいますが、最近は確定拠出年金や年金基金などの資金がパッシブ運用のファンドなどに流入しているようですね。

役割終えた銘柄選択、パッシブ運用へ資金流入加速

「市場平均と同程度」ということで悪く言えば地味、でも簡単・お手軽ということでわりと魅力的な運用方法なんですが、いったいどれくらい拡大しているんでしょうか。

自分も二年程前からパッシブ型のファンドやETFを中心に細々と資産運用をしているということもあり少し振り返ってみようかなと思います。

結構拡大しているようです


特に気にしてない限りあまり気に止まらないんですが元記事によると、
モーニングスターのデータによると、今年8月31日までの3年間にパッシブ運用の投資信託および、それとよく似たパッシブ型上場投資信託(ETF)には1兆3000億ドル(約135兆円)近い資金が投じられた。一方、アクティブ運用のファンドからは2500億ドル超の資金が流出した。
ということで、過去3年程の期間ではパッシブ型の投資信託やETFに約135兆円近い資金が流入したのに対し、アクティブ型のファンドからは約26兆円の資金が流出したということです。

それぞれの流入出額を見ると桁が違うので何とも言えない感じですが、ここ3年程の期間においては「市場運用と同程度」の運用を期待するパッシブ運用が選択されているようです。

要するに個別の銘柄を選択したところで「市場運用と同程度」以上の運用成績を得る事が難しいだろうという判断する投資家が多いという事なんでしょうかね。

ここ3年程の期間においては割安な銘柄や成長が期待できる銘柄が少ないという風にも考えられるのかなとも思います。

まあ株価がこの先上がるか下がるかはわからないので、この辺の判断はなかなか難しそうですが。

パッシブ運用拡大に思う


自分も2年程前から個別銘柄への投資からインデックスファンドやETFを中心とした投資へ切り替えたんですが、いったいパッシブ運用のどういう所が良かったのかちょっと思い返してみました。

とりあえず一番のメリットとしては、とても簡単だという事でしょうか。

個別銘柄への投資を行う場合は、ある程度業種や投資対象とする企業についていろいろ調べたりと数ある企業の中からどれが良いのだろうかと選択する必要がありコレが結構大変でした。

始めのころはそれなりに興味を持って調べたりしてたんですが、長期に渡り続けるのは結構大変な感じで、それに比べると市場平均と同程度を目指す投資信託やETFはとても楽に運用できている感じです。

アクティブ型のファンドを利用すればそういった手間を省けるんですが、今度は運用コストの問題がでてきます。

一般的にパッシブ型のファンドやETFはアクティブ型と比べ運用コストが低く長期に保有することを考えると、余程パフォーマンスに差がない限りはパッシブ型のファンドが優位だと思っています。

もう少し良かった点があるのかと思ったけど「簡単」で「低コスト」という事くらいかな?

まあ簡単だったり低コストだったりと、資産運用を始めるにあたりとてもとっつきやすいので、そういった背景もあり資金が流入しているのかもしれませんね。

なんというか個人投資家のすそ野が広がっているという事なのかもしれません。

振り返ってみてパッシブ運用で良かったなと思う事は、簡単だという点と比較的運用コストが安いという事なわけなんですが、他にも少額から投資が出来る事や分かりやすいというのもメリットでしょうね。

半面、面白みについてはアクティブ型の方が断然大きいので、今後もアクティブ型はアクティブ型で話題になったり人気になったりしていくんだろうと思います。

しかしパッシブ運用への資金流入は思ったより大きいんですね。

個人的には市場平均を上回るだけのパフォーマンスが期待できる分野や銘柄が少なくなってきたということなのかもしれないなと思ってみたりしているんですがどうなんでしょうか。

まあ自分はしらばくパッシブ型で続けていこうかと思っています。