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日経平均と為替の関係はやっぱり強いのか?

アベノミクスで株価が上昇した背景の一つには円高の是正があったんだろうと思いますが、ここ最近は以前ほど株価と為替が連動していないような印象を受けています。

まあこれといって確認してみたわけでもなく、なんとなくそんな印象だという感じだったのでちょっと調べてみることにしました。

ここ最近連動しているのかな


「ここ最近」といってもあまり短い期間だと分かりにくいので、ここ2年程の日経平均株価とドル円の推移イメージについて確認してみることに。
簡単に2軸グラフで見てみると相変わらず連動しているのかな?という感じでしょうか?ところどころなんとも言えない期間があるものの2軸だと分かりずらいので軸を合わせて確認してみます。
なんとも言えない感じですが為替に比べて株価の変動が大きいだけで、基本的には連動しているという感じでしょうかね?

実際相関は強いみたいですが


実際の所どれくらいの相関があるだろうかと相関係数を確認してみたところ、ここ2年では約0.80とやはり相関は強いようです。

ついでに円高の是正に取り組んだアベノミクス初期(2012/10)からの期間で確認してみると、この期間では0.9を超えているようですね。

ちなみにチャートイメージでみるとこんな感じです。
とりあえず株価と為替の相関はやっぱり強いものの一時期と比べるとやや弱まってきているんでしょうか。


なんとなくの印象で確認してみたんですが、結局株価と為替の影響は引き続き強かったようです。やはり気のせいだったという事でしょう。

さておき円安が進むと輸出企業の業績が良くなると言われますが、一方でモノの価格が上がりがちなので為替の大きな変動が程々にしてほしい所です。

ここ2年の間でもドル円は100-120の幅と大きく変動していますが、最近はちょうど中間地点にいる感じですね。