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高配当戦略?分配金利回りから見た国内ETFについて

長期投資は配当金や分配金も再投資して複利の力を借りつつ運用してくのが良いのだろうなと思います。

じゃあ分配金や配当金の利回り水準に着目して適当な所で国内ETFや投資信託を積立てていくのもお手軽で良いんじゃないかと思い国内ETFの利回りについて確認しました。

*2017/03時点での高配当ETFを反映しました

現時点の利回りについて


今後購入するかもしれない国内ETFを中心に利回りを確認してみました。

直近1年の分配金を元に現時点の分配金利回りといくつかの目安になる利回り水準の価格を表にしています。

なお”直近分配金”は2017年2月末時点の数字です。

銘柄コード直近分配金現利回り1.5%2.0%2.5%3.0%3.5%4.0%
MAXIS トピックス上場投信134826.51.66%1,7661,3251,060883757662
MAXIS 日経225上場投信1346301.01.51%20,06615,05012,04010,0338,6007,525
上場MSCI日本株高配当低ボラティリティ139929.91.92%1,9931,4951,195996854747
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF147844.02.20%2,9332,2001,7601,4661,2571,100
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信1593198.01.39%13,2009,9007,9206,6005,6574,950
(NEXT FUNDS)野村日本株高配当70連動型ETF1577527.02.21%35,13326,35021,08017,56615,05713,175
上場インデックスファンド日本高配当169840.72.31%2,7132,0351,6281,3561,1621,017
MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信155032.51.55%2,1661,6251,3001,083928812
SPDR S&P500 ETF1557443.31.65%29,55322,16517,73214,77612,66511,082
iシェアーズ米国高配当株ETF(MS配当F)1589253.02.60%16,86612,65010,1208,4337,2286,325
i シェアーズエマ株ETF(MSCI エマIMI)158292.01.68%6,1334,6003,6803,0662,6282,300
(NEXT FUNDS)タイ株式指数連動型上場投信155959.02.01%3,9332,9502,3601,9661,6851,475
(NEXT FUNDS)マレーシアKLCI連動型上場投信156086.01.95%5,7334,3003,4402,8662,4572,150
(NEXT FUNDS)東証REIT指数連動型上場投信134356.02.93%3,7332,8002,2401,8661,5991,400
iシェアーズ米国不動産株ETF(ダウ米不動産)1590322.03.63%21,46616,10012,88010,7339,2008,050
ABF 汎アジア債券インデックス・ファンド1349126.40.99%8,4266,3205,0564,2133,6113,160
iS新興国債券ETF(Local EM国債コア)1362364.05.08%24,26618,20014,56012,13310,3999,100
iS米国債ETF(米7-10年国債)1363411.01.88%27,40020,55016,44013,70011,74210,275

長期金利の水準によるんでしょうけど個人的には株式は2.5%~、リートは5%~くらいになると、魅力的な利回り水準なんじゃないかと思います。

とはいっても配当金や分配金は増えたり減ったりするわけなのでその辺は留意が必要ですね。

また減配のリスクを考えるとやはり複数銘柄への分散投資が無難と言えそうです。

とりあえず国内ETFの分配金利回りについては定期的に見ていきたいと思います。

高配当戦略について


分配金利回りが相対的に高い銘柄でポートフォリオを組み運用を行うことを高配当戦略というようです。

高配当戦略としてはダウの犬戦略が有名なようで、ダウ構成銘柄のうち配当利回りが高い10銘柄に対し等金額で投資・運用を行うことでダウ平均より高いリターンを得られたとのことです。

個人で銘柄の選定や入れ替えを行うのはなかなか面倒なので高配当銘柄で運用を行うETFを活用するのが良さそうですね。

国内ETFでは、

  • [1577](NEXT FUNDS)野村日本株高配当70連動型ETF
  • [1698]上場インデックスファンド日本高配当
  • [1589]iシェアーズ米国高配当株ETF(MS配当F)

などいくつかのETFで高配当戦略を実践出来そうです。

分配金利回りが全てではないですが一つの戦略として有効かもしれません。


国内ETFで購入する際、指値を決めるのに迷う所があったのでなにか拠り所になるモノが欲しいと思っていて、じゃあいっそのこと配当金利回りで指値を決めればいいかと思ったのがキッカケで早見表もどきを作りました。

今となっては現実的に見えない価格帯も3,4年程前はそれくらいの水準だったと考えると長い目でみると購入するチャンスがあるのかもしれません。

配当金が同じで利回りが上がるということは価格が下っているわけなので長期的にはキャピタル・ゲインも期待できるんでしょうね。

反対に俗に言う高配当ETFも基準価格が上昇していくと高配当とは言い難い利回りになることもありこの辺も注意が必要でしょうか。

とはいえ単純な自動積立てより手間がかかるし、あまりこだわりすぎるといつまでたっても購入できないという結果にもなりそうなので柔軟にやっていきたいと思います。

まあ週末に一度指値注文するくらいならさほど手間でもない、かもしれませんしETFではなくインデックスファンドの場合は「SMT 日本株配当貴族」や「SMT 米国株配当貴族」などでも良いかもしれませんね。