とうとう米国が利上げのターンとなったようです。
利上げ自体は米国の好景気の現れと思いますが、新興国特に対外債務が大きい国には少し悪い影響を与えるのかもしれません。
ほとんど影響は出ないのか通貨危機のような深刻な状況となるのか分かりませんが、またまた対外債務の大きい新興国通貨の状況を見ておきたいと思います。
対外債務の大きい新興国5ヶ国
これまで同様、ブラジル・インド・インドネシア・トルコ・南アフリカの5ヶ国の為替推移(1年チャート)の状況をGoogleFinanceで確認しています。
対ドルで見た場合はブラジル(紫)と南アフリカ(黄)はやっぱり通貨安の方向の感じで、その他3ヶ国は落ち着いてきているのかなという感じもします。
トルコについては意外にも9月頃からあまり水準が変わっていないようです。
ついでに対円で見た場合ですが、前回とさほど変わりがないようにも見えますが、こちらもブラジルと南アフリカは円高傾向でしょうかね。
こう見るとブラジルと南アフリカは少し通貨安の傾向なんでしょうね。
一般的に利上げを行った国の通貨は高くなると言われているようですが、随分と引っ張ったので既に折り込み済なのかもしれません。
また来年の円高を予想するアナリストも増えてきているように感じ米国の利上げは円安の転換点になるのかもしれないですね。
もし大きく円高が進むと外貨建て資産の円建て評価額が下がるので個人的には程々に推移するのが好ましく思っていますが、ここ数年で円安方向にだいぶん進んだので、ある程度の円高は仕方ないのかなとも思っています。
まあ結局為替の推移も予測困難なのでどちらになっても良いようにリスクを抑えていきたいと思います。
少し期間をおいてまた様子を見てみるとしましょう。