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「投資に前向きな企業ETF」が開発中との事ですが


なんか面白い国内ETFでもないかなとネットを見ていると、妙なニュースが見つかりました。

なんか「投資に前向きな企業」を対象としたETFを開発しているとのことですが、どんなETFなんでしょうかね。

投資に前向きな企業ETF?


以下、「日本経済新聞 電子版」の記事から引用しますと

 野村アセットマネジメントなど大手運用会社が投資や賃上げに積極的な企業の株で運用する上場投資信託(ETF)の開発に乗り出した。日銀が量的緩和の補完策として新型ETFを購入するのに対応。東京証券取引所などが算出を検討するETFの値動きの基になる株価指数づくりに必要な銘柄選びなどを進める。新商品は早ければ3月末にも上場する。

ということで、賃上げや設備投資に「前向な企業」の株で運用するETFのようです。

なんとも言えない感じですが、先月の日銀の緩和補強策を受けてという背景があり、それに合わせた形のETFの開発が進んでいるようですね。

賃上げや設備投資に前向きかどうか、という基準であまり投資先を考えた事がないだけに妙な印象を受けました。

「前向き」をどうやって判断するのか


とりあえず開発中のようですが、気になるのはどのような基準で「前向き」なのかを決めるかでしょうか。

賃上げや設備投資に「前向き」だとしても過剰なのは良くないですし、各企業の規模や業種により程度は異なるだろうから、銘柄の選別はとても苦慮することになるんだと思います。

そういった意味ではどんな銘柄が組み入れられたETFになるのか楽しみですが、じゃあ投資するかと言われると個人的にはあまり魅力的とは思わないんですよね。

まあこういうのもスマートベータというのでしょうか、新商品をきっかけに国内ETFを活用する個人投資家が増えるといいなと思います。

しかし、結構自社設備を持たない(ファブレス)企業も多いし、今後増えていくのじゃないかなと思うんですが、設備投資はそんなにも重要なのでしょうかね。


商品化されればされたで、日銀が購入する期待感から人気になるんでしょうかね。

で、人気になれば似たような投資信託やETFがたくさん出てくるのかもしれません。

微妙なETFになるような気もしますが、どのような銘柄が設定されるのか楽しみにしていたいと思います。

しかしこういう背景で開発すると選定されない企業は「投資に後ろ向き」なのかという話なので、選定基準などは分かりやすくして欲しいと思います。

あ、でも賃上げに前向きなのは良い事だと思います。