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もしアメリカが利上げすると何が起こるのか


今週のFOMCでアメリカが利上げするのではないかという話が話題になっています。

そこで、もし利上げしたら株価などにどのような影響が出るのかいろいろ調べつつ考えてみました。

利上げをすると何が起こるのか


政策金利があがると借入金利も上がります。

借入金利があがるということは借入にかかるコストがあがるため企業の設備投資や個人消費が減ることに繋がるため株価にマイナスの要因になると言われています。

またリートについても調達にかかるコストが増えることからマイナスの要因、債券も相対的に魅力が下がるため債券価格も下落すると言われてます。

なぜ利上げするのか


資産運用を行う上であまり良いこともないように感じますがなぜ利上げをするのかです。

日本銀行のサイトなどを見ると政策金利の変更を含めた金融政策は物価の安定のために行われるということのようです。

好景気局面で金利が低い状態が続くとインフレが発生し物価が上昇するためインフレによる物価上昇抑止を目的に金利を上げるということなんでしょう。

インフレにも種類があるようです


でインフレですが需要が増えることで発生する「需要インフレ」と生産コストが増えることで発生する「供給インフレ」にわけることができます。

商品やサービスの需要が増えることで物価があがるのと原材料などのコストが上がることで物価があがるのとでは全く意味合いが違ってきますね。

現在、原油を始め原材料コストは低く抑えられているんじゃないかと思いますが今後原材料コストが上昇しはじめるとインフレ圧力がさらに強くなるのかもしれません。

なお過去の「需要インフレ」時の利上げでは株価が堅調に推移することもあるようです。

アメリカが利上した場合の影響


今回の利上げで特に懸念されているのが新興国への影響です。

これまでの低金利の間、多額の資本が新興国にも投資されておりそれら資本の流出に伴い新興国の景気が悪化することが想定されています。

アメリカの利上げに先駆けて新興国からの資本流出や通貨安は進んでいるようにも感じますが、いざ利上げをした結果さらに加速するのか、ある程度落ち着いた動きとなるのか注意しておく必要がありそうです。

また新興国から資本が流出したとしてどこに向かうのかも気になります。

どうせ流出するんだったら純金に向かうと個人的には嬉しい。


ちょっと時間をかけて調べてみたもののアナリストの間でも意見が分かれているようで結局なんだかわからないという始末。

それくらいアメリカが利上げするということは世界経済への影響が大きいんでしょうね。

まあこういう時は株価も不安定になりやすいので無理に投資をせず、とりあえずシルバーウィークを楽しむことを考えていた方がよさそうです。

おかげ様でシルバーウィークは休みが取れそうなのでちょっと旅行にでも行ってきたいと思います。