実は今年1月中旬からクローズドな招待制で運用開始していたようですが、7月13日からは誰でもサービスが利用できるようになったとのこと。
無料で運用プラン診断もできるようで例によってちょっと見てみる事にしてみました。
しかしクローズドな招待制だったというのはなんか凄そうなサービスです。
WealthNavi(ウェルスナビ)の特徴
とりあえずサイトの方をいろいろ見てみた所、基本的には既存の資産運用一任サービスと同等のサービス内容のようですね。
「資産運用の全プロセスを自動化」とあったので、まず運用プロセスを見てみると、
- ゴール設定
- 最適ポートフォリオの決定
- NY証券取引所に自動発注
- 自動リバランス
- デタックス(DeTAX)
といった感じでこれらのプロセスに沿ってアドバイザーサービスや各種システムを活用し自動的に提供するというのがウリのようですね。
個人的にはゴール設定という形で目的を明確にした上で資産運用を行うというのは分かり易くて良さそうな印象です。
これは確かに楽チンそうです。
ちなみに気になる手数料ですが預かり資産額に対し最大1%(年率)、最低投資金額は100万円、とある程度まとまった金額が必要となるようです。
デタックス(DeTAX)?
資産運用プロセスの中に「デタックス(DeTAX)」というプロセスがありますがどのような事を行うのかサイト内に記載があったので少し引用しますと、
配当やリバランスなどによって生じる税負担を、含み損を実現し相殺することにより翌年以降に繰り延べるサービスです。
実際の適用の可否はお客様のポートフォリオ組入銘柄の損益状況に依存し、税負担を必ず繰り延べることを保証するものではありません。
という事で損益通算を自動で行い節税に繋げるようなプロセスなんでしょうかね。
このようなプロセスが明記された資産運用一任サービスはこれまでなかったように思いますが、節税やリバランスコストを抑える効果が期待されるため、自動的に行われるというのはなかなか魅力的じゃないかと思います。
ちなみにリバランスは半年毎に自動的に行われるようで「デタックス(DeTAX)」サービスは年内開始予定ということです。
で、お楽しみの「運用プラン診断」!
6つの設問に回答すると「Forecast」、「Simulation」、「Portfolio」の3つが確認できるんですが「Portfolio」は以下のような結果となりました。
少し債券が多めのポートフォリオでしょうか?
”よくあるご質問”を見ると「資産クラスごとに代表的なETF1銘柄を選定」と書かれているのでポートフォリオは結構シンプルになりそうですね。
「楽ラップ」や「THEO(テオ)」などが10万円からと比較的お手軽に開始できるのに対し、最低投資金額が100万円からと若干しきいが高い感じでしょうか。
いろいろ増えてきた資産運用一任サービスですが、基本的なサービスや手数料体系は概ね同水準ですが実際に活用する際には、運用会社やサービスの理念など細かな点まで確認し選択した方がよさそうです。
とりあえず面倒くさがりの人にはとても便利なサービスではないでしょうか。